ERPお役立ち情報

2022.3.25

ERP導入事例紹介|経営強化につながる最適なERPをご提案


新しいテクノロジーの出現により、既存のビジネスモデルとデジタルの融合は今や欠かせないものになりました。また、デジタルを中心とした新しいサービスの開発も同様です。
このように、企業が今後、国際競争力を確保していくためにはデジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)への迅速な対応が必要です。DXを実現する経営基盤として期待されているのが、基幹システムを効率的に統合運用できるERPパッケージの導入です。
そこで今回、多くの企業のERP導入をサポートしてきたテクノプロ・IT社の伊藤正行シニアマネージャーに、同社のERP事業の強み、同社が手掛けたERP導入事例についてお話を伺いました。

【目次】



1 綿密なコミュニケーションでビジョンを共有

テクノプロ・IT社のERP事業部スタッフのイメージ写真テクノプロ・IT社のERP事業部スタッフ

クライアント様へのERPパッケージ導入をサポートさせていただく際に、当社はまず綿密なお打ち合わせ、ヒアリングを重視しています。クライアント様が抱えている既存システムでの課題、業務改革による効果を把握することはもちろんですが、「ERPパッケージの導入によって業務プロセスをどのように改善したいのか」という、クライアント様がERPによって実現したい将来のビジョンを共有します。
また、「本当はこうしたい。これができれば助かる」いった既存システムでは実現できなかった潜在的なニーズの掘り起こしもします。

クライアント様のご要望・ご意見に対する認識をよく深めた上で、当社においても業務上の改善点を分析し、多くのERP導入支援で培った専門ノウハウを生かしてERPを最大限に活用するためのご提案をさせていただいています

ERP導入プロジェクトを遂行していく上では、クライアント様と常に綿密なコミュニケーションを図りながら、予算・各工程のスケジュールなどを的確に把握してシステムのスムーズな移行・展開を踏まえ安定稼働に向けてのご支援をいたします。

テクノプロ・IT社の高品質なサービス

テクノプロ・IT社は、国内最大級の技術系人材サービスグループの一員であるとともに、大手製造業を中心に数多くのERP導入支援を手がけてきました。

ERPの導入に向けた企画・立案から要件定義をご支援して、次工程である設計・開発・稼働・運用まで、各プロセスにおいて迅速かつ高品質なサービスを提供しています。

システム構築から運用まで幅広い実務実務ノウハウ

2000を超えるクライアント様から厚い信頼を得る「テクノプロ・グループ」の一員であるテクノプロ・IT社。これまで世界規模でビジネスを展開する大企業、大手IT企業のシステム構築をご支援してきました。システムの企画・構想・運用といったシステム構築に係る上流から下流までの各プロセスでの幅広い実務スキルを持っています。

3500人以上のエンジニアネットワーク

テクノプロ・IT社は国内3500人を超えるエンジニアとの充実したネットワークを構築しています。クライアント様のご依頼に応じて全国各地でのニーズに迅速な対応します。長期間にわたり質の高いサービスを提供できる体制を整えていることも当社の強みです。

SAP🄬認定パートナー

ERPのグローバルスタンダードである「SAP」社から、ERPシステムの構築・運用に係る確実な知見を有するとして「SAP PartnerEdge Silverパートナー」の認定を受けています。最新のERPシステムに精通するプロが「SAP S/4HANA🄬」および「SAP S/4 HANACloud🄬」の導入・移行、安定したシステム運用をサポートいたします。

私たちのサービスの特長・強み

IT×ERP×業務知識導入後も寄り添うのがERP事業部

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伊藤正行氏ERP事業部シニアマネージャー石油元売り大手ジャパンエナジー、JOMO(現・ENEOS株式会社)で勤務後、株式会社ジーコムネットを設立。2021年に同社シニアマネージャーに就任。テクノプロ・IT社のERP事業部を統括する。ユーザー部門で培った豊富な業務知識を活かし「SAP」導入コンサルティング・設計開発など、ITインフラ構築の上流工程を長年マネジメントしてきたシステム構築のプロフェッショナルとして活躍。

ERPを導入することで既存の基幹システムの統合的な運用が可能となり、業務の無駄をなくす効率化や「経営の見える化」を進めることができます、これが経営改善への取り組みを支える土台になります。

また、ITやERPの知識・スキルはもちろん、多くのクライアント様のERP導入支援で獲得した広範な業務知識が強みの一つです。ユーザーサイドでの問題点・課題を的確に把握して効果のあるシステム化のご提案、経営層が期待している経営情報分析・活用など、ユーザーの気持ちが分かるからこそ、クライアント様に満足いただけるシステム構築ができると自負しています。


2 確かなプロ集団がERPの最適化をサポート

ERP導入の高い知識を持つテクノプロ・IT社のスタッフ私たちが自負していることなんってもクライアント様を徹底的にサポートするプロフェッショナル集団だということです。ITエンジニアのプロとして最新のERPプラットフォームに関する知識・技術を身に付けていると同時に、クライアント様と一緒になって現状の把握、課題やトラブルの解決に努めてきた豊富な実務経験を有しています。

システム導入後のビジョンをクライアント様と共有しながら、ユーザー視点で業務内容、ニーズに合致する最適なERP導入をご提案します。

そして、ERPシステムは導入すればそれば完了ではありません。導入後もERP活用よるより一層の業務効率化、経営情報を活用して経営分析の充実化をご提案させていただきます。システムのアップデート、保守管理などのアフターサービスについても、専門スタッフが親身に対応いたします。

スムーズなERP導入・運用をご支援

ERP導入ステップのイメージ図ERP導入に向けた企画・立案から参画して、現状分析、システム化の構想、スケジュールの策定、予算化、導入体制の検討などのご支援を踏まえプロジェクトをキックオフします。

知見を備えた当社エンジニアがクライアント様の立場からERPベンダーと連携してプロジェクトの着実な進行、システムの品質を管理。ERPのスムーズな稼働に向けてあらゆる面からご支援いたします。

ERPの運用開始後もオンサイトでのサポート、業務改善・法改定などによる新たに必要となったERPパッケージの改修および、追加アドオンの開発など、長期的な支援を継続いたします。

質の高いサービスを提供するための徹底した研修制度

ERP導入について社内教育を行うテクノプロ・IT社のスタッフ

当社では、品質の高いサービスを提供するために、エンジニアの技術的な能力を担保するための技術研修を定期的に実施しています。また、単なるエンジニア、プログラマーとしてではなく、クライアント様にとって信頼できる技術パートナーとしてプロジェクトの目的や方針を理解しながら、適切なコンサルティングができる人材を念頭に社内教育に力を入れています。

こういった社内教育を行い、現場での経験をフィードバックすることで、技術的な課題解決だけでなく、プロジェクトに関わった人と人との間にある温度感といったことも、社内で共有できるのです。と同時に、経営層と共通の言語で理解を深められるよう、業界の知識を仕入れることも重要になってきます。このように「現場から経営判断までを、対等に語り合える豊富な人材」を育てるということに力をいれています。

現場ではERPコンサルタントが長期間クライアント様とシステム対応の業務をともに遂行する場合があります。その際に、受け身ではなく先見の明でクライアント様のニーズを捉え、「満足いただけるサービスをご提供できる」ということは、ほかにはないアドバンテージだと思っています。


3 テクノプロ・IT社が手がけたERP導入事例のご紹介

ERP導入の事例

クライアント

業種:製造業
年間売上高:約3800億円(2021年度)
従業員数13000人(グループ連結、2021年現在)

導入システム

製品名SAP社製ERPパッケージ
導入費用:約30億円
導入分野:販売(SD)・購買(MM)・生産(PP)・財務会計(FI)・管理会計(CO)、固定資産(AA)・設備予算(IM)・プロジェクト管理(PS)に関する導入
導入期間:約9年(事業会社へ展開、その後新会社へ展開)
アドオン開発:1200本

主なプロセス

企画構想⇒プロジェクト導入方針⇒プロジェクトの費用対効果のアセスメント⇒プロジェクトキックオフ⇒要件定義フェーズ⇒FIT&GAPフェーズ⇒システム構築フェーズ⇒テストフェーズ⇒移行・稼働フェーズ⇒システム稼働後のクライテリアチェック⇒更なるシステムの活用推進

ERP導入の経緯

・企業合併に伴う既存システムを抜本的な改修
・新会社のシナジー効果を発揮するため、新たな統合システムを構築

支援の内容

まずは、クライアント様へのヒアリングを実施し、ERP導入における課題や潜在的ニーズを把握しました。その際、自動車業界・石油業界などへのシステム導入のノウハウを生かし最適なERPシステム構築に向けたコンサルティングしました

また、ERP導入に向けたプロジェクト発足から「短期間での稼働にこぎつけたい」とするクライアントの意向を踏まえて、これまでの支援業務で培ったノウハウ・スキルを最大限に活用しながら、テンプレートの効果的な利用を提案。れによりマスタ整備やアドオン開発など、多くの時間を要するプロセスの大幅な工期短縮を実現することができたのです。

導入過程での課題解決

新システムの導入過程では、旧システムに慣れているクライアント側の担当者や関係部門との調整、意見集約が難しい場面もありました。しかし、当社プロジェクトマネージャーによる丁寧な説明やフェイスtoフェイスでのコミュニケーションを深めることで信頼関係を構築。新システムへの円滑な移行に漕ぎつけることができました。

ERP導入の効果

本社および日本国内の事業所、支社、グループ会社の業務統合のみならず、欧米・アジアの営業拠点、工場も含む世界規模でのシステム統合が可能となりました。クライアント様に喜ばれた当社の取り組みとしては、実際に採用したERPパッケージとほかのERPベンダーの製品を導入した場合の費用・ランニングコストの比較データを提供したことです。クライアント様のスムーズな予算化にもつながり、プロジェクトの進行が円滑に進みました。

4 ERPによって「強い経営」を実現する

ERPによって従来バラバラに稼働していた基幹システムを統合的に運用できるようになります。無駄な業務の削減、業務全体の流れもより把握しやすくなります。また、日本国内のみならず、世界共通でシステムのグローバル運用が可能になります。日本本社と現地法人・海外拠点で同じ統合システムを運用することで、現地のスタッフ・取引先のシステム対応もスムーズになり、時間的にも費用の面でも大幅な効率化が図れます。大企業だけでなく中小企業の海外展開においてもERPは強力なツールになることは間違いありません

ERPシステムはパッケージとして導入し、クライアント様の業務形態に合わせてカスタマイズしていく作業があります。そのため一定のイニシャルコストは発生しますが、システムの統合管理によって得られるメリットは計り知れず、短期的なスパンでは及ばない大きな経営上の利益があります。

企業経営をめぐる環境がより厳しさを増すなか、ERPの導入は企業競争力を高めて、強い経営を実現するための基盤になり得ると当社では考えています。

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まとめ

幅広い実務ノウハウを持った国内3500人以上のエンジニアネットワークで、ERPの導入による業務効率化をご支援

テクノプロ・IT社はITエンジニアのプロとして最新のERPプラットフォームに関する知識・技術を身に付けていると同時に、クライアント様と一緒になって現状の把握、課題やトラブルの解決に努めてきた豊富な実務経験を有しているプロフェッショナル集団です。

また、システム導入後もERP活用によるより一層の業務効率化、経営情報を活用して経営分析の充実化をご提案させていただきます。システムのアップデート、保守管理などのアフターサービスについても、専門スタッフが親身に対応いたします。

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